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| 島皮質(耳の上あたりの赤い部分)は 肉体的苦痛を受けた時に賦活する。 それが不公平な扱いを受けたときにも 賦活したとのこと。 |
公平性は、経済学のなかでも、現実の経済現象や経済的意思決定を考えるうえでも、きわめて重要です。まずはその導入として、公平性を考える代表的なゲームとして有名な「最後通牒ゲーム」を考えました。
このゲームは、1000円を2人で分ける状況で、1人が分け方を提案し、もう1人がそれに承認・拒否をして決めるというもの。受け手が承認すれば提案どおりに1000円を分けますが、受け手が拒否すれば1000円は没収されてしまい2人とも何ももらえません。
分け方を提案する人を「提案者(proposer)」、 承認・拒否 を選ぶ人を「受け手(responder)」といいます。
提案者としては、自分に多く残したいと考えます。でも、あまり不公平な分け方を提案すると、受け手がへそをまげてしまい拒否されかねません。それに、自分だけが多くもらうような提案も、なんだか受け手の人に申し訳ない気がしてきます。
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| 「おまえの取り分はこれだけだ」 |
この2つの動機をわけて考えるのに便利なのが、「独裁者ゲーム」です。
ゲームのルールは、最後通牒ゲームとほとんど同じです。ただし、受け手は、承認・拒否を選ぶことができません。ただ、提案者が分け方を決めて、その提案にそって1000円が2人の間で分配されます。提案者役の人は、いわば独裁者のように分配を勝手に決めてしまうわけです。この独裁者ゲームでは、提案者の多くが、9:1のような不公平な分配を選択してしまいます。最後通牒ゲームでみせた公平性は、まあ見せかけの利他心だったといえそうです。でも、6:4というような比較的公平な分配を選ぶ提案者も少数います。彼らには、利他的な心がありそうですね。
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| 提案者から受け手への分配金額 左図が最後通牒ゲーム(拒否権あり)、右図が独裁者ゲームでの結果。 拒否権ありだと比較的公平な分配が提案されるものの...。 |
その後、不平等回避の選好を加味した効用関数や、非帰結主義的な考え方、神経経済学の実験結果を紹介しました。







