Gender Differences 経済的意思決定における男女差についての論文をいくつかレビュー。その前に、gender という概念が使われるようになった背景について話しました。ボストンマラソンでいつ、どういった経緯で女性ランナーの登録が「認められる」ようになったのかを例に、女性差別と闘ってきた流れを説明。
これまでの多数の実験結果をまとめると、一般的な傾向として、女性のほうが男性にくらべて、1.リスク回避的で、2.社会的選好が状況・コンテキストに依存し、3.競争を避けるという結果が得られているようです(Croson and Gneezy 2009 JEL)。あくまで一般的な傾向ですけどね。
2009年6月30日火曜日
2009年6月29日月曜日
基礎ミクロ:第10章オークション
オークションをゲーム論で分析してみます。そのアイディアは教科書の第10章(282~284頁)にある通りです。もうちょっと詳しいモデルで議論をすすめたいので、ナッシュ均衡の考え方を紹介して、その上で first price sealed bid auction のナッシュ均衡をもとめました。ただし value の分布は[0,1]での一様分布と仮定します。
2009年6月24日水曜日
基礎ミクロ:オークション
月曜日に学んだモデルの復習からはじめて、モデルの説明を終えたら、1時間も経ってしまいました。質問をいろいろしてもらったので、まあいいのかなと思います。今日はオークションの話をはじめるつもりだったので、最後の15分で導入だけ大慌てでカバーしました。
2009年6月23日火曜日
実験経済学第11回:オークションの均衡戦略
オークションの均衡戦略を求めたあと、Dutch Auction を実際に行っているオランダのアールスメール花市場や Cox, Smith, and Walker (1985) の実験なども紹介しました。来週までの宿題があるので、スライドをコースナビからDLして参照してください。
2009年6月22日月曜日
基礎ミクロ:非線形プライシング・価格差別
非線形プライシングと価格差別について、モデルで説明しました。なぜ、LサイズのアイスコーヒーはSサイズに比べて割安な(1mlあたりの価格が低い)のか? これをうまく説明できるモデルになっています。
2009年6月17日水曜日
2009年6月16日火曜日
実験経済学第10回:オークション・勝者の呪い
オークションについて話し始めました。まずは、common value auction の実験(コインの瓶詰をオークションにかける)をやってみます。コインの数の読みにはそんなにばらつきが出なかったので、勝者の呪いそんなに強く出ませんでした。スライドはいつもどおりCourse N@vi にあります。
2009年6月15日月曜日
2009年6月10日水曜日
基礎ミクロ:第8章 パレート最適
第8章前半で、交換経済をエッジワースのボックスダイアグラムで表現。そのあと、価格機構(市場)を介した交換を考え、競争均衡も定義しました。これは教科書には載っていないので、ノートでよく復習しておいてほしいところ。キーワードは、契約曲線・パレート改善・パレート最適・効率性。
2009年6月9日火曜日
2009年6月8日月曜日
基礎ミクロ:第6章 労働供給
第6章の労働供給の理論(166~174頁)をみて、第14章の「家計の貯蓄行動」(367~376頁)を説明。そのあと、第8章のエッジワースのボックス・ダイアグラム(213頁)をゆっくり説明しました。
2009年6月3日水曜日
基礎ミクロ:第6章 所得消費曲線・代替効果・所得効果
第6章の半分ほどをカバーしました(教科書148~164頁)。
キーワードは、所得消費曲線、正常財・下級財・奢侈品、代替効果・所得効果、ギッフェン財、補完財・代替財。
キーワードは、所得消費曲線、正常財・下級財・奢侈品、代替効果・所得効果、ギッフェン財、補完財・代替財。
2009年6月2日火曜日
実験経済学第8回:時間選好・現在バイアス
時間選好について話しました。標準的な指数割引の数値例で、時間整合性の意味を確認。
そのあと、アノマリーとして「現在バイアス(present bias)」、つまり時間選好における選好の逆転現象をみてもらいました。現在バイアスを説明するアイディアとして、双曲割引や準双曲割引を紹介。実際に数値例で解いてみて、現在バイアスとなることを確認しました。スライドはCourse N@vi でダウンロードできます。
そのあと、アノマリーとして「現在バイアス(present bias)」、つまり時間選好における選好の逆転現象をみてもらいました。現在バイアスを説明するアイディアとして、双曲割引や準双曲割引を紹介。実際に数値例で解いてみて、現在バイアスとなることを確認しました。スライドはCourse N@vi でダウンロードできます。
2009年6月1日月曜日
基礎ミクロ:第5章 予算制約線
予算制約のもとで効用を最大化することを考えました。ひとつめの考え方:まず、Xの消費量を決めればYの消費量も自動的に決まる(予算を使い切るから)ので、Xの量だけを考えればよい。効用を最大化するなら、効用関数のXについての1次微分がゼロとなるはず。ふたつめの考え方:無差別曲線と予算制約線をともにX-Y平面に描く。効用を最大化する点Eでは、無差別曲線と予算制約線は接していて、傾きは等しいはず。ふたつの傾きが等しくなるようなXを求めれば、点Eが求まる。
ふたつめの考え方から、最適なところでは、(限界効用÷価格)が一定となるはずだということがわかります。その意味も解説。第5章はおわりです。
レポート課題(6月16日締切と6月23日締切)があります。WebClassからダウンロードしてください。
ふたつめの考え方から、最適なところでは、(限界効用÷価格)が一定となるはずだということがわかります。その意味も解説。第5章はおわりです。
レポート課題(6月16日締切と6月23日締切)があります。WebClassからダウンロードしてください。
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