2009年12月28日月曜日

公共経済学22:最適労働所得税(終)

ハミルトニアンを微分して得られた1階条件から、結果を読み取る作業をしました。そのあと、ローレンツ曲線やジニ係数の導入。

2009年12月24日木曜日

公共経済学21:最適労働所得税

ハミルトニアンを定義して、さきに結果部分だけ解説。能力分布の下限・上限では限界税率がゼロになるという結果。PA問題を解いているときによく出てくる結果と同じものだったはず。

2009年12月22日火曜日

実験経済学第27回:レントシーキング・コンフリクトやラーニング

レントシーキング・コンフリクトやラーニングのモデルと実験を勉強。宿題をだしました、詳しくは Course N@vi で告知します。

2009年12月21日月曜日

2009年12月16日水曜日

公共経済学19:最適労働所得税

まずは incentive constraint を個人のタイプ(賃金)の関数で表現するところまで勉強しました。

2009年12月15日火曜日

実験経済学第26回:投票の経済実験

今回は、神経経済学からは離れて、投票の経済実験について解説。中位投票者定理を説明したあと、それを示す実験を紹介。さらに、「なぜわざわざ投票するのか」ということについて、有権者の人数や、候補者間の当選確率などをコントロールして確認。

2009年12月14日月曜日

公共経済学18:均等絶対犠牲説。最適労働所得税

均等絶対犠牲説のアイディアと、その実証を勉強。最適労働所得税(with asymmetric information)のモデル勉強を開始。

2009年12月9日水曜日

2009年12月8日火曜日

実験経済学第25回:寄附・慈善行為の神経経済学

前回・前々回と社会的選好について勉強したので、その応用のひとつとして寄附行為を考えてみます。参考図書の20章に該当する部分。

利己的な経済人でさえ、利他的にみえる慈善行為を行う場合がある。それは、相手からの見返りが期待できる場合や、慈善行為が自己満足を与える場合(もちろん、なんで自己"満足"するのかという話にはなるが、単に偽善的な自己顕示欲もありうる)。このちがいは、選択の結果や行動をみていただけではわからない。だからこそ、脳イメージングの出番なのだということ。

ただし、まだ研究はすすんでいないそうで、実験研究自体がおもしろい論文はいくつか紹介されているものの、これらモデル選択に役立つ研究は少ないようです。

2009年12月7日月曜日

2009年12月2日水曜日

公共経済学15:公共財としての所得再分配、クラブ財

公共財としての所得再分配のアイディアを解説する簡単なモデルを勉強。さらに、クラブ財というアイディアも説明しました。

2009年12月1日火曜日

実験経済学第24回:霊長類の社会的選好

18章の Social Preferences in Primates (霊長類の社会的選好)でとりあげられた実験を参照。利他的行動は、kin selection(血縁淘汰)やContingent Reciprocity によって保持される。さて、ヒトの社会的選好は他の霊長類にも同種のものがみられるのか。あるいは、ヒト固有の文化的なものなのか。前者であれば、ヒトの社会的選好(利他主義など)の起源を探るという意味で霊長類の社会的選好を分析する意味は大きい。そうでなければ、人間固有の社会的選好が、他の霊長類の選好と比較することで分かってくる。
 チンパンジーに最後通牒ゲームをプレイさせたり、いろいろやってみるものの、どうもチンパンジーにかぎっていえば、あまり envy (妬み)とか、inequality aversion (平等性志向)みたいなものはないらしい。
 神経経済学的な実験はまったくでてこないけれども、興味関心の方向性に共通点があるようだ。神経経済学が経済的選好の源泉を脳内に見出そうとするのであれば、社会的選好の源泉・起源を進化過程に見出そうとするのも同じだ。そういう意味で、神経経済学の本に、霊長類を観察する実験が紹介されているのでしょう。