独占の練習問題をやってみる。マークアップが需要の価格弾力性-1の逆数になっていることも確認しました。
つぎに、費用逓減産業も市場ではうまくいかないということを勉強。固定費用がかかりすぎて、平均費用が費用を限界上回ってしまうケースを考え、さらに、需要曲線が平均費用曲線の下側にある場合を想定してみる。このときは、いつも採算割れとなる。つまり、消費者(需要者)が支払ってくれるお金では、費用をまかなうことができない。では、この産業は採算割れだから、縮小・撤退したほうがいいのだろうか。というと、実は、そうともいえない。この産業で消費財が供給されることで得られる便益が総費用を上回っていれば、仮に産業として採算割れになっても、差し引きでは社会余剰を増加させているのだ。その採算割れ部分(赤字部分)を補填するのが、政府に期待される役割である。教科書第11章2節、306~313頁部分。
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