50分かけて、自分で解いてもらいました。そのあと、モデルの解釈と、意味合いを説明。なぜ、Lさんに小さいパッケージを買ってもらわないといけないのか。また、Lさんの立場からすれば、そんな小さいパッケージではなく、少し大きめのパッケージでもいいから用意してくれれば、自分の消費者余剰も高まるし、売り手の利益も上がるはずなのに、どうしてそれをやってくれないのか。実は、Hさんのために、さらに大きいサイズのパッケージを用意してあり、それをHさんに高く売りつけたい(買っていただきたい)からです。そのためには、Lさん用のパッケージが、Hさんの目に魅力的(お得)に映ってはいけないのです。
今日、内容を紹介した本はコチラ。原題は、DENIAL。失敗したら会社がつぶれるようなビジネスの現場でさえ、危機に対処するための変革がいかに難しいかを教えてくれる。しかも、革新的な財・サービスを打ち出して企業を大きく成長させた経営者が、新たに生じた危機そのものを「否認」してしまいがちなことを、多くの有名な事例で紹介。電車のなかで読んでいて、駅をとばしてしまったくらい、ストーリーも面白いし、訳文がとてもいいです。おすすめしました。
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