x教科書にはないところを勉強しました。次のような、2財モデルでの効用最大化問題を考えてみましょう。
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予算Mの範囲内で、x財とy財を購入し、そこから得られる効用を最大化するという問題です。3つのアプローチで解きました。ちなみに、高校数学の範囲で十分解けるはずの問題です。
1つ目は、予算を使い切ることを前提に予算制約式から を求め、それを効用関数に代入する方法。あとは、それをxについて微分したものが、最適なにおいて、ゼロとなるはずだから、その等式よりが求まります。も予算制約から求めます。
2つ目は、前回の講義で勉強したように、効用を最大化する最適な消費点 において、無差別曲線と予算制約線が接する性質を使います。無差別曲線は なので、そのx-y平面における傾きは 。一方、予算制約線の傾きは、 。これらを等号でつなげばいいのです。
3つ目は、ラグランジュの未定乗数法と呼ばれるときかたです。こちらが本題でした。解法と、ラグランジュ乗数の解釈について、実際に計算して確かめました。
詳しくは、以下の148頁あたりをご参照ください。品切れなので、148頁~149頁だけを受講生のみなさんに配布する予定です。書籍化されるかもしれませんので、そのときぜひ購入しましょう。
経済学で出る数学 高校数学からきちんと攻める 2008年 10月号 [雑誌]
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